T’z英語ラウンジがオープンしたのは2017年9月23日です。3年後、こんな事態になっているとは想像できませんでした。

新型コロナウィルス問題を受けて、T’zでは、2020年春と夏に予定していたセミナーをすべて中止しました。これにより、T’zはほぼ閉鎖状態となっています。実際は撮影や録音の仕事をT’zで行っていますが、一般開放する店としては全く機能していません。

しかしながら、ずっと閉店し続けるわけにもいきません。今後のT’zの運営方針を真剣に考えた結果、2021年5月まで、T’zでやれるだけのことをやってみることにしました。その結果を見て、その後のことを考えます。

「やれるだけのこと」とは、基本的にはセミナーです。Zoomから参加する【リモート受講】と、T’zという会場に来て受講する【リアル受講】、そして、両方を混ぜた【ミックス型】を開催していきます。

Zoomはよくできたソフトで、とてもスムーズにオンラインセミナーを実施できますが、講師と受講生がZoomを使うセミナーが成功すればするほど、T’zの存在意義が薄れていきます。「一体、T’zは何のために存在しているのか」と何度も考えました。そして、そのたびに、人と人をつなぐためという答えに行き着きました。

T’zは学習者と学習者が出会う場であり、講師と学習者が出会う場であり、講師と講師が出会う場でもあります。業界関係者が出会う場でもあります。果たして、オンラインセミナーがその役割を担うことができるでしょうか。部分的には可能だと思いますが、完全に置き換えることはできないと思います。リアルな現場での出会い。この価値は今後も変わらない、いえ、むしろ上がっていくと信じています。ですから、状況が許せば、その場を創るT’z英語ラウンジを続けていきたいと思っています。