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INTERVIEW

設計者が語るT'z英語ラウンジの魅力とは

T'z英語ラウンジの設計担当である、株式会社アラキ+ササキアーキテクツ 代表取締役 佐々木高之さんにお話しを伺いました。

T'z英語ラウンジ(以下、T'z)の設計を依頼された際の第一印象は?

英語に特化した大人のための勉強スペースというのは聞いたことがなかったので、直感的に「面白いプログラムだな、デザインしたい!」と感じました。

ラウンジにある本棚を円状にしたのはなぜですか?

ラウンジは英語を勉強する場所ですが、英語の勉強と一口に言っても、「一人でテキストに向かって勉強する」「先生と会話をする」「グループでディスカッションする」「子どもたちへの英語教室」など、様々な活動が想定されました。
そこで、本棚を可動式パーティションとしてデザインし、様々な活動に対してフレキシブルに対応できるようにしました。その形状を円弧状とすることで、2人でも4人でも8人でも、適度に囲われ勉強に集中できる空間となるようにしています。

ラウンジ・セミナースペース・レッスンルームの雰囲気や色使いが異なりますが、何を意識して設計しましたか?

ラウンジスペースは、カラフルな家具・色温度の低いオレンジ色の照明・濃色のフローリング・植栽を用いて、適度にリラックスできて居心地の良い空間を目指しました。
一方、セミナースペース・レッスンルーム・トイレは、白黒コントラストの効いたモノトーンで仕上げ、色温度の高い白色の照明を用いることで、ラウンジよりも少し緊張感のある空間に仕上げました。室名サインなどがなくても、空間の雰囲気で心持ちや振る舞いが変えられるように心掛けてデザインしました。

特に苦労した点があれば教えてください。

デザイン的に苦労した点としては、外からの見え方です。2階なので、外からは窓際と天井しか見えません。天井で印象に残る表情を作ろうと考え、ZIGZAG形状の照明器具をデザインしました。天井はラウンジがどんなテーブルレイアウトになっても変化しない部分なので、常に変わらない印象をつくることができます。前面道路から見上げると、ZIGZAGライトと、GRAPHITICA蒲生さんに依頼した角帽のロゴマークと、SOLSOFARMさんに依頼した吊り植栽が重なり合い、あの空間は何か気になるなという表情を作ることができたと思います。

施主のこだわりを感じましたか?

工事中も足繁く現場に通われ、備品を丁寧に選定されており、とてもこだわりを感じました。ほぼ毎日現場に通われたお施主さんは初めてです(笑)

T’z利用者に、どんな点に注目してほしいですか?

居心地です。実際に足を運んで体感して頂きたいです。

最後に、御社の強み、得意分野を教えてください

我々の強みは、アトリエ系建築設計事務所と呼ばれる小規模でデザイン業務に特化した設計事務所の中では、10人体制とマンパワーがあることです。得意分野の異なる建築家・デザイナーが集まっているので、様々な分野(ビル・住宅・ショップ・レストラン・オフィス・プロダクトデザインなど)の依頼に柔軟に対応できます。

海外での仕事を増やしたいと思っているので、この度の前田さんとの出会いを機に、私もここで英語の再勉強をしたいなと思っています。ありがとうございました!
 
株式会社アラキ+ササキアーキテクツ
http://arakisasaki.com/
代表取締役 佐々木高之様
 
インタビュー:グランドストリーム株式会社
代表取締役 前田広之