2019年9月1日(日)10:00~17:30

このセミナーは大阪で開催されます。

「正解が正解である解説だけでなく、不正解に対する解説が欲しい」

このような声を聞くことがあります。特に語彙問題や文法問題に対する要望として聞くことが多い気がします。別の話として「誤文訂正形式は嫌だ」という声も聞きます。いくつかの単語に線が引かれていて、エラーを発見(訂正)する形式のことです。

この2つの声が、(ほぼ)矛盾していることに気づきますか。簡単に説明します。

不正解に対する解説が欲しいと思う場合、それは自分が選んだ選択肢が不正解である理由を知りたいということですよね。その単語を英文に入れて、その部分がエラーになるのであれば、その理由を知りたいということです。で、その理由を知れば、次から間違えないと思っているということです。そうですよね?

それって、誤文訂正に取り組むのと同じですよ。だって、英文に仕込まれたエラーがエラーである説明ができるかどうかを問うのが誤文訂正ですから。「不正解が不正解である理由を知る」と「誤文訂正形式で学ぶ」は、本質的に同じなのです。

英語力が非常に高い人や、Part 5で間違えない人は、単に正解を選ぶのが上手なのではなく、エラーがエラーである理由を説明するための知識を持っています。一方、5問とか10問とか間違える人は、カンに頼って解いている問題が多いはず。知識が足りないからです。

もう、やめませんか。

カンに頼って解く練習だけを続けても、ろくなことになりませんよ。「間違っている英語が間違っている理由を説明できる力」を鍛えるというアプローチも取ってみてください。

ちょっとやってみますか。エラーを見つけてください。
Whoever attending the conference will learn the latest marketing strategies from Ms. Barros.

もし、文頭からconferenceまで読んでエラーに気づかなければ、あなたの実力はかなり低いかもしれません。Part 5にWhoeverかattendingを問う問題が出たらミスするか、カンに頼る可能性が高いです。なぜなら、「間違った英語(=不正解)を見て、正しいと思っている」からです。

「正解を選ぶだけ」では消去法を使えるので、実力を知るための最適形式ではありません。誤文訂正の方が何倍も有効です。ですので、昨年10月に始めたこのセミナーシリーズ「納得の英文法」ではエラー発見を中心に据えています。

過去の参加者の声をいくつか紹介します。

そう、自分の知識がいかにテキトーかに気づくのは大事です。気づけば改善できますから。

ロスが「これでもこっちでもどっちでも正しい。でも、普通はこれ」みたいな発言を何回かしました。問題集やスクールではめったに学べない部分です。

「つけたし説明」とは、ロスの英語講義の直後にあったボクの発言です。それにしても、「英語をもっと聞きたかった」という感想が出るTOEIC対策セミナーは極めてレアですね。

このセミナーでは、参加者が頭を使いまくります。しゃべる時間もあります。

英語の講義は不安だと感じる人もいるでしょうが、ロスの講義はTOEICで600点以上を取れる人であれば理解しやすいです。

Who is ロス・タロック?

講師は2名、ボクとロス・タロックです。ロスは、問題作成者として数多くの企画で一緒に仕事をしてきました。高校の先生である彼に、ボクがTOEICの問題作成法を教えたのが約10年前です。今ではあちこちの出版社や著者から力を求められる存在となっています。

ロスは岡山の高校で英語を教えていて、英語も日本語も流ちょうに話せます。当然、日本人がどのようなミスをするかもよく知っています。わざわざロスに岡山から来てもらう理由はそれです。

セミナーでは、ボクとロスが英語と日本語で講義を行います。前回もこのように告知に書いていましたが、一部の参加者は「英語で授業が始まったので驚きました」と言っていました。ですので、強調しておきます。ボクとロスが英語と日本語で講義を行います。ロスが英語で話し、ボクが日本語で話すという意味ではありません。2人がそれぞれ英語と日本語を使います。比率は、だいたい英語と日本語が半分ずつです。(参加者は英語で話す必要はありません)

第2回TOEIC対策 納得の英文法2 ~「なんとなく」にサヨナラを~

日時:2019年9月1日(日)10:00~17:30
料金:9,000円(税込) 学割=5,000円(税込/学生証必要&全日制のみ対象)
講師:ロス・タロック(岡山学芸館高校)、ヒロ前田(企業研修トレーナー)
会場:アットビジネスセンター大阪梅田(「西梅田」駅、「北新地」駅徒歩1分/大阪駅徒歩6分)
定員:40名(最大5席まで増席あり)
教材:講師作成オリジナルハンドアウト
対象レベル:TOEICリーディングセクションが200点~400点前後/英文法をなんとなく解くのをやめたい人
言語:英語と日本語が半分ずつ(ロスの英語は理解しやすいです)
持ち物:筆記用具

*申込者が多い場合、3人掛けとなります。なるべく2人掛けにしたいのですが、大阪開催は頻繁ではないため、お断りするよりは受け入れたいと思っています。

【タイムテーブル(予定)】
10:00~11:30 セッション1(90分)
11:45~13:15 セッション2(90分)
13:15~14:10 昼食
14:10~15:40 セッション3(90分)
15:50~17:20 セッション4(90分)
17:20~17:30 質疑応答

メッセージ
It won’t be easy, but It’ll be worth it! I hope you’ll come and have fun learning English. I’ve created some practice items and a review to make sure you get the most out of this seminar.

ロス・タロック オーストラリア、クイーンズランド州のグリフィス大学ビジネス科卒業。近畿日本ツーリスト入社後、ツアーコーディネーターとして6年勤務。クイーンズランド工科大学で英語講師資格(TESOL)取得後、日本へ渡る。現在、岡山県学芸館高等学校で英語教師を務める。TOEIC対策の著書が多数ある。

メッセージ
これまでにロスと一緒に何度もセミナーをしてきました。彼は教師でもあり、エンターテイナーでもあるので、いつも楽しい時間を参加者に提供します。今回も楽しみです。

ヒロ前田 TOEIC受験力UPトレーナー。神戸大学経営学部卒。大人のための勉強スペース「T’z英語ラウンジ」経営。2003年5月に講師として全国の企業・大学で指導を開始。2005年にはTOEICを教える指導者を養成する講座をスタートし、トレーナーを務めている。2008年グランドストリーム株式会社を設立。TOEICの受験回数は100回を超え、47都道府県で公開テストを受験する「全国制覇」を2017年5月に達成。取得スコアは15点から990点まで幅広い。著書に『TOEIC®テスト 究極の模試600問』(アルク)、『TOEIC®テスト900点。それでも英語が話せない人、話せる人』(KADOKAWA)、共著に『TOEIC®テスト 新形式問題やり込みドリル』(アルク)等がある。

申込方法

下のボタンをクリックしてください。(受付開始:7月16日20時)

*開催直前のためクレジットカード決済で受け付けております。
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このセミナーは4月下旬に東京で開催された「納得の英文法2」に磨きをかけたバージョンです。
2019年1月に開かれた「納得の英文法」(大阪)とは重複しません。