2021年12月5日(日)10:00~17:00

かなり特殊なセミナーを作りました。

英語を学ぶ目的は人それぞれ

スラスラ話せるようになりたい、TOEICのスコアUP、会議で発表する、スムーズな質疑応答、買い物、海外の論文を読みたい、映画やドラマを英語のまま楽しみたいなど、英語を学ぶ目的は人によって違います。

足りないもの

それぞれがそれぞれの目的に近づいているなら、学習法や教材に関して人がアレコレ言う必要はありません。本人が勝手に考えて勝手に実行していけばいいだけです。例えば、ボクは英語を自由に使いこなす力がほしいですが、それは「スラスラ話す力」ではありません。相手の発言を意図通りに理解し、自分のメッセージを意図通りに伝える力です。なので、その目的に沿うように勉強しているつもりですが、どうしても足りないものがあります。それは・・・

ネイティブスピーカーの「本音」です。

あなたはどうですか? 自分が出す(話す・書く)英語を相手のネイティブスピーカーがどう理解し、どう感じるか知っていますか? 本音を聞いたことがありますか?

ボクは今までに多くのネイティブスピーカーとやりとりしてきました。日常会話やメールのやりとりなど。彼らが自分の英語を訂正することは99.9%ありません。また、教材を作るとき、Part 1からPart 7まで自分で英文を作ることがあります。ネイティブの校正者はボクの英語を直しますが、直すだけ。本音を聞くことは皆無です。つまり・・・

自分が犯したミスやその理由、トンデモナイ勘違いに気づくチャンスを逃しているということです。

英語はツールだから、通じればいい。ネイティブもミスするし、細かいことは気にしなくていい」なんて意見をよく聞きますが、「通じればいい」って少し危険ですよ。例えば・・・あなたがカナダ人のクリスと英語でこんな話をしているとします。

クリス「昨日はひどかったよ。財布と傘を失くして、車をぶつけて・・・」
あなた「Too bad.」
クリス「・・・。」

クリスはあなたの英語を訂正しません。文法も発音も完璧だし、内容的にも「通じる」からです。あなたは、クリスの本音を知ることはないでしょう。(クリスの気持ちを知りたい方は下の音声を聞いてください。ボクに起きた実話を引用しながら解説しています)

さっき、ボクがほしい力は人のメッセージを意図通りに理解し、自分のメッセージを意図通りに伝える力だと言いました。この「意図通り」が重要なのですが、意図通りかどうかを知るには相手から本音を聞く必要があります。今回のセミナーは、この点に踏み込みます。

ここまで読むと、ハイレベルな内容を想像するかもしれませんが、そんなことはありません。さっきの例のように馴染みのある英語の使い方や解釈の仕方を学ぶので、「知ってるつもりだったけど知らなかった!」という気づきを得る楽しい日になるはずです。

想定する受講者

こんな人たちを想定します。英語学習者はもちろん、英語を教えている人たちも大歓迎です。

・TOEICスコア(目安)が600点~
・自分の間違いを指摘されたい
・指摘されても落ち込まない、うれしく思う

・ナチュラルな英語を使えるようになりたい
・ナチュラルな英語を理解できるようになりたい
・自分が気づかずに書いている不自然な英語を知りたい

・自分の英語をネイティブスピーカーがどう思うか聞きたい
・うっかり失礼な発言をしていないかと心配な人
・うっかり相手を怒らせているのではないかと心配な人

学校英語や試験対策から離れ、ひと味違う英語学習を体験したい人に特に向いています。

セミナーの流れとタイトルの意味は?

基本的な流れはこうなります。

1. お題が与えられる 2. 考える 3. ジャッジ(本音を聞く)

まず参加者が英語を出す必要があるため、お題ごとに日本語を英訳したり、英語の意味を考えたりしていただきます。(「訳す」とは限りません。様々な種類のセッションがあります) で、それらが「軽傷」「重傷」「致命傷」の3種類でジャッジされます。(ジャッジは江藤友佳さんがします。ちなみに、さっきの「Too bad.」は致命傷です)

このように、受講者が「考える」「見せる」ことが必須なので、それを促進するために(英語学習者としての)ボクも英語で挑戦する時間を作ります。つまり、お題に対してボクが素で英語を書いたり話したりして、それをジャッジしてもらうということです。(もちろん、事前の打ち合わせナシで) 講師と受講者をボクが兼ねるのは初めてなのでワクワクしています。

3つの席種

体験の種類に応じて3つの席種があります。

S席とA席にはグループワークや講師からのフィードバックなどインタラクティブな要素がありますが、画面上で起きることを観る(聞く)だけの参加を望む方にはB席が向いています。好きな席をお選びください。

S席(上限8名)
T’zで受講/講師が指名=あり/フィードバック=あり/講師に質問=可/

A席
Zoomで受講/ビデオ=ON/講師が指名=あり/フィードバック=あり/講師に質問=可/

B席
Zoomで受講/ビデオ=OFF/講師が指名=なし/フィードバック=なし/講師に質問=可/

軽傷・重傷・致命傷 ~ネイティブの本音~

形態:ミックス型(リアル&リモート)
日時:2021年12月5日(日)10:00~17:00 *受付&Zoom入室9:30~
料金:全席:9,000円(税込)
講師:江藤友佳(ビジネス英語講師)、ヒロ前田(T’z英語ラウンジ)
会場:T’z英語ラウンジ(京王線「千歳烏山」駅 徒歩4分) or オンライン

定員:S席&A席:計24名(Sは上限8名)、B席:20名(増席あり)
教材:講師作成の資料
準備物:筆記用具、Zoom用の機材(PCを強く推奨/イヤホンなど)
録画:なし(参加者による録音・録画も禁止)

【タイムテーブル(仮)】
10:00~11:20 セッション1(80分)
11:35~12:55 セッション2(80分)
12:55~13:50 昼食(55分)
13:50~15:10 セッション3(80分)
15:25~16:45 セッション4(80分)
16:45~17:00 質疑応答(15分)

ヒロ前田 TOEIC受験力UPトレーナー。神戸大学経営学部卒。大人のための勉強スペース「T’z英語ラウンジ」経営。2003年5月に講師として全国の企業・大学で指導を開始。2005年にはTOEICを教える指導者を養成する講座をスタートし、トレーナーを務めている。2008年グランドストリーム株式会社を設立。TOEICの受験回数は120回を超え、47都道府県で公開テストを受験する「全国制覇」を2017年5月に達成。取得スコアは15点から990点まで幅広い。著書に『TOEIC®L&Rテスト 究極の模試600問+』(アルク)、『TOEIC®テスト900点。それでも英語が話せない人、話せる人』(KADOKAWA)、共著に『TOEIC®テスト 新形式問題やり込みドリル』(アルク)等がある。

江藤友佳(えとうゆか)  ロサンゼルス育ちの日英バイリンガル(TOEIC LR 990点、TOEIC SW 400点、Versant 80点、ACTFL OPI Superior、英検1級、Linguaskill Business C1+)。大学卒業後、外資系コンサルティングファームに入社し、プレゼンを行う毎日を過ごす。その後、コロンビア大学大学院Teachers Collegeで英語教授法を専門的に学びながら、英語指導経験を積む。楽天株式会社で社内公用語の英語化プロジェクトの教務責任者として多くの研修運営をしたのちに独立。現在はY.E.Dインターナショナル合同会社代表として企業研修や子供向け英語教室の運営をしている。著書に『ロジカルに伝わる英語プレゼンテーション』『英語の数字ルールブック』(以上、クロスメディア・ランゲージ)、『英語に強い子の育て方』(翔泳社)、『マンガで合格のこつがわかる 英検®2級 二次試験・面接 完全対策』(準2級&3級も/ジャパンタイムズ出版)などがある。英語学習に役立つメルマガも発行している。

江藤さんの著書

ほか、『TOEIC L&Rテスト Part 7を全部読んでスコアを稼ぐ本』『TOEICスピーキングテスト 究極のゼミ』『TOEIC L&Rテスト究極の模試600問+』(以上アルク)、『TOEIC L&Rテスト目標スコア奪取シリーズ』(470点、600点、860点/旺文社)など、多くの書籍やEラーニング教材の制作に携わっています。

メッセージ
私は英語を教える立場にあるため、すべての英語学習者を応援しています。ただ、たまに「は!?あんた何を言いだすの!」と思わず叫びそうになる英語を口にするビジネスパーソンや大学生を多く見てきました。私が会社員時代、一緒に英語で仕事をしてきた日本人のみなさんはとても努力家でたくさんの英単語や英語表現を覚えていました。でも、「その英語をお客様に使っては失礼!」という場面に出くわしたり、「なんかミスコミュニケーションが起きている気が…」という場面に出くわすことがありました。文法的にも語彙的にも正しくても、「それはダメ~」という英語を何度も聞いてきました。笑って済ませられる程度のものならスルーしますが、絶対に言ってはいけないことや、全く通じない表現や、意図に反して相手を怒らせてしまう表現をクチにする日本人が本当に多いのが現実なのです。このセミナーでは、日本に住んでいるネイティブスピーカーが言いたくても言わない「本音」を私が代わりに皆さまにお伝えします。お楽しみに。

申込方法

下のボタンをクリックしてください。(申込受付開始:11月6日(土)20時)

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